よみ:かんけいじんこう
特定の地域と継続的に関わっている人を含めた人口。この場合の「関わり」は、日常生活や仕事のためではなく、また、観光のような継続性のない関わりでもないとされる。
関係人口は、「関わる」という多義的で主観性が強い行動に着目した概念であるため、居住人口、通勤・通学人口、観光人口など定義が明確な人口概念と比べて、正確に把握することは困難である。また、「交流人口」との違いも明確ではない。
例えば、国土交通省の関係人口の実態調査(2020年)においては、関係人口を訪問系と非訪問系に大別し、訪問系の関係人口は、産業創出、ボランティア活動、援農などに携わる人口(日常生活圏、通勤圏、業務上の訪問や地縁・ 血縁的な訪問等で関わる人口を除く)、非訪問系の関係人口は、ふるさと納税、特定の地域の仕事の請け負いなどによって関わる人口としている。