よみ:でざいん・ふぉー・ろじすてぃっくす
プロジェクトの計画・設計段階から、物流・輸送の効率化等を志向すること。またはそのような観点で計画・設計を行なうこと。
輸送の対象となる製品等やその包装においてもその必要性が指摘されて進められているが、不動産関係分野では、例えば高層マンション等の設計において、宅配の効率化の観点から、貨物の荷捌き場や貨物用エレベーター等の設置、車両出入口の確保、荷物配送のための動線を確保することなどの重要性が指摘されている。
背景には、宅配等の普及、輸送業における人員確保の困難性の増大、地球温暖化を踏まえた省エネルギー対策への関心の高まりなどがある。
2023(令和5)年の建築基準法施行令の改正においては、物流倉庫等において、積卸し等が行なわれる軒等の部分について、建ぺい率規制の合理化を図り、物流効率化に資する大規模な庇の設置を容易にする措置が行なわれている。詳しくは「物流倉庫等における軒等の部分の建蔽率の特例」を参照。