よみ:ごじゅうねんさいげんきたいち
建築物の設計等に当たって、災害等に対する安全性を検証する場合に、50年に一度遭遇するであろう最大値として設定される値。50年に一度であることから、「年超過確率2パーセント(1/50)に相当する値」とも表現される。
再現期間は、次にその値を超えるまでの期間の平均値であり、再現期待値は、再現期間内にほぼ確実に達成されるであろう値を指す。
例えば建築基準法において、積雪荷重について定める国土交通大臣の基準(平12建告第1455号「多雪区域を指定する基準及び垂直積雪量を定める基準を定める件」)では、「垂直積雪量を定める基準は、(中略)気象観測地点における地上積雪深の観測資料に基づき(中略)当該区域における 五十年再現期待値(年超過確率が二パーセントに相当する値をいう。)(中略)によることができる」とされている。