よみ:こくどけいせいけいかく
国土の利用・整備・保全を推進するための総合的かつ基本的な計画で、国土形成計画法に基づき策定される。計画は、全国計画と広域地方計画で構成される。
最初の全国計画は2008年に策定され、以後、2回改定されている。第一次の計画は、東アジアとの円滑な交流・連携、持続可能な地域の形成、災害に強いしなやかな国土の形成などの戦略的目標を示し、第二次(15年)では、目標として、重層的かつ強靱な「コンパクト+ネットワーク」型の国土形成を掲げ、第三次(23年)では、シームレスな拠点連結型国土の形成を目指すとしている。
また、広域地方計画は、首都圏、近畿圏、中部圏、東北圏、北陸圏、中国圏、四国圏、九州圏について策定することとされ、全国計画の決定に続いて、それぞれ策定されている。
国土形成計画は、従前策定されてきた全国総合開発計画に代わるものであるが、社会資本投資との連携や計画の拘束力は弱い。