よみ:まちやさいせい
商人や職人が営業し居住していた建物(町家)を改修して活かすこと。主として歴史的に形成・維持されてきた市街地において行なわれている。
町家は、伝統的な工法で建築され、地域の歴史、気候、風土等を反映した建物である。その持っている可能性を活かすべく手を加えることによって価値が顕在化するだけでなく、そのことが市街地の再生・活性化にも資すると考えられている。
町家再生に当たっては、その持てる良さを残しまたは活かすように改修すること、建物の空間的、デザイン的、構造的な特性と居住等の利便との調整を図ること、耐震性、耐火性などを確保することが重要である。また、建築基準法上、まち並みに調和した建築形態規制の緩和などの措置がある。